京都サンガ党

京都サンガを中心にサッカーの観戦記

京都0-1山形(2019年4月3日)

試合終了後、サポーターからは今季初のブーイングが起きました。

それも仕方のない内容でした。

ただ、選手にはあまり非がないと感じています。

ベンチの採用した戦術を忠実に実行して、負けたという感じ。

 

■ 戦術ミス

 以前から書いてますが、3バック時に闘莉王と庄司が近くなり、

 結果的にパスの選択肢が1つ減ってスムーズに攻撃ができなくなると感じています。

 なので、4バックを採用すべきだと。

 もう一つCKやFKでゴール前に入らず、チャンスがチャンスでなくなっている問題も。

 ベンチもしっかりと対策をしているように見えました。

 ①闘莉王が上下動し、3バックの中央とアンカーをこなす。

  (庄司が1、2節でやっていたのに近い)

 ②ショートコーナーでボールを動かし、闘莉王に合わせる。

 →いずれも闘莉王を活かす戦術です。しかしものの見事に失敗。

 

 闘莉王が上がる前提だと思いますが、中盤の2人(庄司・福岡)がCFのセルの

 両脇に陣取りました。2人ともなので、個人の判断ではなく、約束事だったと

 思います。ただ、闘莉王は上がらなかった。どうなるか。

 選手がピッチ上に大きな円を作るようなポジションになります。

 

 ①ボールを持ってもパスコースが限られる。

 ②ボールを奪われると中央・バイタルはがら空きで自由に使われる。

 ということで良いことなし。

 

 宮城が復帰しましたし、1、2節のサッカーに原点回帰し、

 闘莉王はクローザーで起用してほしいです。

 単純な競り合いにも負け続け、衰えでないにしても、疲労しています。

 

■監督がダメだった

 ①上記のような状況なのに、手を打たず、失点後も選手交代をするのかと

  思いきや、残り20分から10分以上作戦ボードとにらめっこ。遅すぎです。

 ②複数同時交代が裏目に出た反省からか、3選手を10分の間に

  順番に交代。負けている状況にもかかわらず、無駄に時間を消費。

 ③FW闘莉王を採用も、パスサッカーを貫くのか、放り込むのか徹底されず

  選手が混乱しただけで終わった。

 

■勝手に採点

 清水 5.5 0-1からビッグセーブで希望を残す。

 闘莉王 4.0 まったく動けず。

 本多 5.0 やはりパス出しは厳しい。特定方向にしか蹴れない。

 上夷 5.0 ミス多い。能力を生かし切れていない。

 黒木 5.5 右サイド復帰も、効果的なパスは数えるほど。

 冨田 4.5 試合勘?スタメンは厳しい。

 福岡 5.5 決定機は決めたかった。WBの方が神出鬼没さがあった。

 庄司 5.0 どんどん持ち味が出せなくなっている。

 小屋松 5.5 自身の役割が変わらないこともあり、普段通りの出来。

 ジュニーニョ 5.0 効果的な働きもあるが、パスサッカーは薄れる。

 エスクデロ 6.0 期待された役割は果たせたのではないか。

 

 宮城 -

 重廣 -(何故スタメンじゃなかったのだろう。。)

 仙頭 -(もう少し出番を与えてほしい)

 

正直なところ、闘莉王と庄司の同時起用は難しいのではないかと思う。

闘莉王の消耗も考慮し、次節は4バックで闘莉王抜きで、

1,2節のようなサッカーを志向して欲しい。

監督の指示に従った結果、今季目指すサッカーから遠のいて負けたということで、

チームの雰囲気が危惧される。